企業名 | 株式会社パレモ |
|---|---|
業種 | 雑貨・アパレル専門店 |
店舗数 | 約250店舗(LUDIC PARK、illusie300ほか) |
利用製品 | ABILI Clip |
用途 | ・VMD、棚割の指示 |
導入前の課題 | ・VMD、棚割のルールがテキストの指示では徹底されない |

<お話いただいた方>
株式会社パレモ
雑貨事業部 雑貨営業部 統括MGR
西川雅彦 様
アパレル事業部 アパレル営業部 統括MGR
木下 夏子 様
新人教育を紙の接客マニュアルと店長のOJTに頼っていると、接客の質は店長の経験で決まってしまいます。全国にLUDIC PARKやillusie300など約250の雑貨・アパレル店舗を展開する株式会社パレモも、導入前はこの店舗間の「ばらつき」に向き合っていました。
「ABILI Clip」を、新人教育にどう組み込んだのか。雑貨・アパレル両事業の統括マネージャーにお話を伺いました。
以前は文字を主体とした紙マニュアルで教育を行っていました。そのため、接客で大切な「重要度」や「温度感」までは十分に共有しきれないという課題がありました。立ち居振る舞いや声のトーンについて、例えば、紙のマニュアルに「いらっしゃいませ」と記載されていても、現場でどのように表現するかの温度感は人によって違います。紙ベースではテキストの量が増えるばかりで伝えきれないことが多く、接客スキルの差を埋めるのは難しいと感じていました。
ABILIでは、現場で見本になる方を選んでモデルになっていただき、所作や表情まで動画で共有できています。
もう一つの課題としては、新人の理解度を確認することが困難であったこと、また、指導者である店長の経験やレベルによって教え方にばらつきが出てしまい、結果として新人の成長度合いが店長に依存してしまう状態だったことです。
はい。店舗の運営管理から人材育成まで全ての業務が店長に集中しており、実践を交えた対面教育の時間を捻出することが難しい状況にありました。
新人教育は店長によるOJTが基本になっていましたが、お互いのシフトを合わせるのが大変です。研修のためにシフトが延びてしまうこともあり、集中的に実施すれば理解できることも時間が空いてしまって覚えられないというようなことも発生していました。
OJTの良いところは、相手によって言い方を変えたり、ユーモアを入れてみたり、個別の人間的なコミュニケーションができるところです。ただ、それゆえに人的格差、店別格差が発生する部分でもあるので、動画研修によって全体の底上げができているという認識です。
最低限の所作や作業だけを教えて「あとは見て覚えて」というような環境ではなく、会社の理念やトップメッセージがしっかり伝えられ、「入社おめでとうございます」から新人をお迎えできるという状態にはなっています。一人ひとりに合わせた上積みは人間しかできないと究極的には思っていますので、最低限のラインを一段上げられたという認識です。
まず、全国9会場で店長向けの研修会を開催し、教育・営業・商品情報がABILI Clipで配信される仕組みを周知しました。導入時には、従来の紙や対面中心の研修をABILI Clipに置き換え、新人だけでなく指導者やベテランを含む全従業員に受講してもらいました。さらに、週次・月次の情報を継続的に配信することで、日常的に活用する文化を定着させました。
店舗の新人教育、お店作り、陳列技術の標準化から取り組み始めたのですが、ベテランこそ長年の経験による偏りやばらつきがあるものです。今の時代の新人の受け入れ方を全員が等しくABILI Clipを使って学ぶべきだと考え、全従業員講習にしました。
例えば「紙の方がしるしを付けたり書き込んだりしやすい」という、これまでの習慣に基づいた意見は現場からも本部スタッフからもありました。
ただ、そこで立ち止まっていてはなかなか進みませんので、これからはABILI Clipがインフラになるんだということをまず本部の営業部に話しました。同時に、現場が「これは便利だ」と効果を実感できるような質の高いコンテンツを模索し、提供し続けることで自然と移行が進むよう工夫しました。
新人研修の反応が最初からとても良かったので、ABILI Clipの信頼は一気に上がりました。時間が管理できるようになり、指導者側の負担が大幅に減りましたので、スタートから上手くいったなという風に思います。
そう思います。ベテランの店長たちの中には、タブレットや端末など、機械を操作して物事を進めることに抵抗がある人も多かったのですが、いざ使用し始めると、「探しやすい」「ビジュアルだと伝わりやすい」ということをすぐに理解してもらえました。

▲導入時の店長研修会で伝えた、ABILI Clipの導入目的とメリット

▲接客の細かい注意事項も現場の実演で伝える
会社全体のサービスレベルの底上げに繋がっています。具体的には、教育時間の効率化や、サービスクレームの低減といった成果として現れています。
毎月ミーティングをさせていただいて、現場への落とし込みの進捗やその課題、新機能とそれを運用したときに想定される課題についてなどもご紹介いただけるので、何も不満は感じていません。
ご担当者がアパレルご出身ということで、現場の課題に共感し、具体的にご提案もいただき動画化を進めていただいたのでとてもありがたかったです。
取材時期:2026年9月。記事の内容は取材時点のものです。
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