そうした「理念の浸透」について、目指している姿があれば
教えてください。
時田:「人は人として存在するだけで尊い。」という我々の理念は抽象的ですが、それを職員一人ひとりが「潤生園」そのものとして自身の身体で体現し、具現化することがあるべき姿だと考えています。経営の一番の目的は、潤生園に参画してくれる職員が皆幸せになってほしいということです。そうすることで、利用者の皆様に充実したサービスをお届けすることができます。
そして重要なのは、幸せは誰かから与えられるものではなく、幸せな環境は自分自身で作っていくことができること。そのためには、自らが自律的に学び、理解し、それを行動に落とし込むことができる能力の獲得が最も重要です。それを実現するための環境作りを行うことが法人としての責務だと考えています。