株式会社パレモ様
導入事例(リモート臨店編)

「店舗に行かない」マネジメントで
効率化と品質向上の両取りを実現

企業名

株式会社パレモ

業種

雑貨・アパレル専門店

店舗数

約250店舗(LUDIC PARK、illusie300ほか)

利用製品

ABILI Clip

用途

・VMD、棚割の指示
・本部から店舗への情報伝達
・リモート臨店
・店舗の声の収集

導入前の課題

・VMD、棚割のルールがテキストの指示では徹底されない
・臨店のための移動負担

導入効果

  • リモート臨店で、ブロック長1人あたりの管轄店舗数が約50店舗に
    店長が店舗の様子を撮影することでブロック長の移動時間を削減。どこからでも店舗チェックが可能に。
    管轄店舗数は10〜20店舗から約50店舗に広がりました。
  • VMD・棚割の確認状況が個人ごとに見え、情報伝達の漏れがほぼ解消
    誰が確認したかが明確になり、本部の指示が現場まで行き届く体制に。
    タブレットで最新の棚割を見ながら売場をつくれるため、ペーパーレス化も進みました。
  • 創出した人員を商品開発・店舗サポートへ再配置
    少人数で店舗を管理できる体制に移行し、生まれた人員を商品力の向上や在庫の適正化など、
    より付加価値の高い業務に振り向けています。

<お話いただいた方>
株式会社パレモ
雑貨事業部 雑貨営業部 統括MGR
西川雅彦 様

アパレル事業部 アパレル営業部 統括MGR
木下 夏子 様

店舗が増えるほど、本部が決めたVMD(商品の見せ方を含む売場づくり)は店舗ごとにずれていき、確認に回るブロック長(エリアマネージャー・SVに相当)の臨店負担も大きくなります。全国に約250の雑貨・アパレル店舗を展開する株式会社パレモは、新人教育で導入した「ABILI Clip」を、売場づくりの指示と確認にも広げました。店舗に行かずに売場の品質を保つ仕組みを、どう作ったのかを伺いました。

VMD・棚割の指示を動画で届け、確認状況まで見える化

Q. VMDや店舗への指示など、マネジメント面でどのような課題感をお持ちでしたか?

商品陳列やVMDにおいて店舗間の格差が大きく、ルールが徹底されていないことが課題でした。また、テキスト中心の指示では、どうしても情報の重要度や温度感が伝わりにくいというジレンマもありました。

Q. そもそもABILI Clipは、どのような目的で導入されたのでしょうか?

入り口は新人教育でした。これまでの教育は店舗ごとのOJTに頼っており、店舗によって差が出ていました。まずはこの教育を画一化したいというのが導入の目的です。

Q. 業務改善用途でABILI Clipをどのように活用されているか教えてください。

大きく「教育」「情報伝達」「現場との連携」の3つの軸で活用しています。

教育:新人研修やスタッフ研修に加え、Re-J&SUPUREやNOĒMIEといったブランド別の接客販売マニュアル、キャリーケースの販売マニュアルなどを配信しています。

情報伝達:週次・月次のMD周知やブロック長からのウィークリー連絡、売場動画の共有を行っています。また、商品の投入情報、基本レイアウト、棚割情報、販促物の詳細といった具体的な売場作りの指示も網羅しています。

現場との連携:販促施策の内容を伝えるだけでなく、実施後の効果検証や改善提案をアンケート機能で集約し、店舗の声を吸い上げる仕組みとしても活用しています。

Q.ABILI Clip導入後の変化を教えてください。

本部:スタッフ個人の実施状況が可視化されたことで、情報伝達が徹底されるようになりました。誰が確認したかが個人ごとに明確になるため、情報伝達の漏れがほぼ解消された点は非常に大きいと感じています。

現場:タブレットで最新の棚割を確認しながら売場作成ができるようになり、ペーパーレス化が進んだことが好評です。また、個人ごとに必要な情報が整理されて届くため、自分が確認すべきことが明確で分かりやすいという声も届いています。

リモート臨店で、店舗に行かずに売り場をチェック

Q. 雑貨事業ではブロック長が臨店する代わりに、店長が店舗の様子を動画で撮影して毎週提出する「リモート臨店」を実施されています。毎週150本程度の動画レポートが提出されているそうですね。

実際にブロック長が店舗訪問してチェックするのと同じように撮影してもらいますので、同等の情報を得ようとすると、それぐらいの本数になります。ブロック長の移動時間が丸ごと削減されて、どこにいても店舗のチェックができるようになったので、大幅な時短に繋がりました。

店頭だけでなくバックヤードも撮影対象に含めることで、お客様が見ていないところでも管理する必要があることをスタッフが認識してくれますし、整理整頓という具体的な行動に繋がる効果を実感しています。

▲店頭からバックヤードまで隈なく動画撮影する

Q.ブロック長は、どのようなスケジュールで動画を確認し、現場へフィードバックを返していますか?

毎週月曜の午後から火曜にかけて動画を視聴します。ブロック長はひとりで約50店舗を管轄していますので、全店を均等に見るのではなく、課題がある店舗や、しばらく臨店できていない店舗を重点的にチェックし、フィードバックはスピードを優先して主に電話で行っています。

Q. 店舗から投稿するだけでなく、本部から施策などについて店舗別に連絡を行う業務連絡機能もご利用いただいているようですが、どのように活用されているのか教えてください。

雑貨事業では、アクセサリーなどの特定売場の状況確認や、月次MD計画が正しく現場に落とし込まれているかの確認に使用しています。また、アパレル事業では、店舗ごとの売場画像を比較し、良い事例をピックアップして全店へ横展開するといった活用も行っています。

売り場の標準化と、ブロック長の工数を商品開発へ振り向けた効果

Q. 毎週のフィードバックによって、陳列や品出し状況はどのように変化していますか?

視覚的な情報が多様化したことで伝達スピードが上がり、店舗業務の標準化が着実に進んでいると感じています。また、リモートマネジメントを活用したことで、ブロック長ひとり当たりの管轄店舗数を10~20店舗から50店舗まで大幅に引き上げることができました。そこで創出された人員を商品開発や店舗サポート部門へ配置転換し、商品力の向上や在庫の適正化といった、より付加価値の高い業務に注力できる体制へとシフトしています。

Q. この仕組みを今後どのように進化させていきたいとお考えですか?

各種情報の精度をさらに磨き上げるとともに、「テキストより画像、画像より動画」と、より伝わりやすいコンテンツへとクオリティを高めていきたいと考えています。それによって、店舗業務のさらなる標準化と徹底を追求していきます。

取材時期:2026年9月。記事の内容は取材時点のものです。

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