<離職理由について>
Q.もっとも離職に影響した理由は何ですか。(全体・勤続期間別)
「仕事がきつかった」が最も多い結果となった。2位以降に「上司や同僚と気が合わない」「職場の雰囲気が良くない」など人間関係の理由があがっており、間接的に「きつい」と感じる遠因になっている可能性も考えられる(①)。
なお、「生活の変化があった」「通勤が大変だった」「学業や生活との両立についての理解がなかった」という3項目については離職の判断をするにあたりコントロールが難しい項目と考えられるため、次ページ以降の分析対象者から除外している(②)。
また、勤続期間が短い人ほど「仕事がきつかった」と回答する割合が高くなっており、入社前のイメージとのギャップがあったり、なかなか仕事に慣れることができなかったなどの理由が考えられる。1年以上勤続している場合でも最も回答率の高い離職理由であり、自身の役割の変更や店舗の人手不足などで仕事の負荷が上がった場合、ベテランスタッフであっても離職の可能性となり得る。
反対に、「上司や同僚と気が合わなかった」など職場環境を理由とする離職は勤続期間が長いほど割合が高い。店長の異動や同僚の離職などにより自身の居心地が悪くなるとそれが離職のトリガーになる可能性がある。
<離職理由について>
離職した時、理由を正直に伝えましたか?(全体・離職理由別)
離職理由を正直に伝えているのは42%で半数に満たず、何も言わずに離職するケースも17%あるという結果になった。
「仕事がきつかった」「職場の雰囲気がよくなかった」のような回答と比較して「研修やサポートが不十分だった」「成長ややりがいが感じられなかった」のような回答の方が正直に伝える場合が多くなっている。